監査法人の年収
USCPAに合格し、監査法人1年目の場合、残業無しで500万程度です。(監査法人によって若干バラツキはありますが、450~500万です)
そのため25歳くらいの方にとっては、監査法人に入所することでら年収は上がるケースが多いと思います。一方、30歳くらいの方は前職に比べて下がってしまう可能性もあります。
シニアスタッフ(入所から3~4年)になれば、100万円程度上がります。
残業代を入れた場合の年収
残業代を入れた場合の年収は、スタッフレベルで大体600万円くらいだと思います。もちろん平均的な数字です。
残業が多い人はこれ以上年収が高い人もいます。
監査法人は残業が多い
監査法人は激務といったイメージがあるのか、監査法人への就職を考える若手の方に良く「監査法人の仕事はライフワークバランスが取れるのか」質問をもらいます。
結論から言うと、ハードな人もいれば、定時で帰ってる人もいます。
定時に帰っている人
定時に帰る人には2通りの人がいます。
1つは能力が低く、仕事をアサインされない人。
ただ最近は人で不足もあり、能力が低くても仕事はアサインされます。仕事はアサインされますが、チーム単位での仕事になるため能力が低い人はチーム内で仕事が振られません。
振っても納期までに出来ない、出来たとしても修正が多く発生するので、極力振らないようにします。
そのため、能力が低い人は定時に近い時間に帰っています。
もう1つは、何らかの理由(育児や介護)があり、監査法人に定時であがれるように調整をしてもらっている人です。
残業が多い人
ハードな働き方をする人は、能力が低い同僚がプロジェクトに入ってきてその穴を埋めるパターンと、タフな人物と思われ、タフなプロジェクトにアサインされる人です。
タフな案件に入るほど昇格は早い
特に男性で上の人から気に入られてる方は、タフな案件に関わる事が多い気がしします。
例えば、2ヶ月間は海外案件のため海外勤務。帰国後6日間休み、すぐに地方のプロジェクトにアサインされ、3か月地方にいた同僚もいます。
もちろん、その様なタフな条件をこなしていた彼は少し早く出世(スタッフからシニアスタッフへ)しました。
監査法人で必要な能力
監査法人で必要な能力は、会計知識や事務処理能力(特にExcel)や英語力が必要です。それ以上に必要なのが、クライアントに嫌われないスキルです。
監査法人は何か無形のサービスを提供しています。クライアント有りきの仕事です。
クライアント先に常駐する形が多いためクライアントからNGを出されたら直ぐにプロジェクトから外されます。能力は高くても人間的に癖がある人などは、クライアントからNGをもらう事があります。
NGが続くようだと、一切アサインされず、給与泥棒の様なポジションになり、監査法人を自ら去っていくケースがあります。
USCPAの年収まとめ
監査法人はやればやっただけ評価されるので、やる気のある人は出世するし、ライフワークバランスを保ちたい人は保つ事ができる環境だと思います。
言い換えれば、稼ぎたい人は稼げるし、そこそこで良い人はライフワークバランスを保つことも可能です。
監査法人勤務は先生といった立場で、偉そうに出来るって思っている人もいる様ですが、基本的にはクライアントありきのサービス業ということを忘れてはいけません。