世の中の「働き方改革」に連動して、監査法人も働き方改革を推進しています。
例えば、監査法人トーマツは企業内保育園を設置しています。残業時間も減らすように動いています。
今までは、年間600時間の残業があった友人も、今年は200時間以下の残業になっています。
監査法人の改革はドラスティック
監査法人はPCを貸与されるのですが、私の監査法人では、このPCで作業できるのは22時までです。
22時を過ぎると、作業が出来なくなります。裏技もありますが、基本的には22時で退社&PCアクセス不可になります。
マネージャークラスは、時間で働くわけではないのでPCの強制シャットアウトはありません。
働く時間を減らす工夫
働く時間が短くなる分、個々人のパフォーマンスを上げる必要があります。監査法人はエクセルをよく利用するのですが、エクセルの使い方やショートカット、自動化のためのマクロ等、学ぶ事が多いです。
他には、今まで行っていた作業で、重要度がたかかった部分を本当に必要か精査し、重要度を下げ作業を後回しにする事もあります。
また、今までは気づいた時にクライアントへ依頼していた資料の提出や質疑応答を、1日1回にし、まとめて行ったりしています。これは別に私の作業が早くなるわけでは無いのですが、こうすることでクライアントからの資料提出が早くなり、トータルで時短することが出来ます。
ながら、まだ仕組みが先行している感はあります。まずは仕組みを作り、その後個人のマインドや会社としての仕事の回し方になるのでしょうが。
残業時間が減って幸せか?
残業時間が減って幸せかどうかですが、私個人としてはプライベートの時間が増えたので非常に満足です。一方で残業代がでなくなったため(年間にすると100万円位は下がっています)今まで行っていた、生活スタイルを変える必要も出てきました。
週に1回のハウスキーパーを止めて自分で掃除・洗濯をしたりする程度ですが…。
仕事以外の生きがいを見つけないと厳しい
幸運にも私は、仕事以外に趣味があるので、お金が減っても自由な時間が増えるほうが嬉しいです。
しかしながら、趣味が無いと今まで働いていた時間で何をしていいか分からなかったと思います。それこそ、いままで働いていた時間が、ただただ飲み会の時間に変わるだけで「お金ばかりでていってしまい、何も身につかない」といった過ごし方になっていたと思います。