USCPAの難易度に関し、試験制度、合格率、合格までに必要な学習時間を中心に書いていきます。
目次
USCPAの試験制度
USCPAが簡単と言われている一つの理由が科目毎に受験出来る制度です。1科目の学習が終わり記憶が新しいうちに受験出来るため、モチベーションの維持もしやすく高い合格率につながっています。
また、75点以上とれば合格できる試験のため、難問奇問といった問題はあまり出題されず、スタンダードな問題が出題されるため、簡単といわれています。
実際はスタンダードな問題であっても、会計士の試験なので難しいです。(あくまで僕が受験した感想です)
USCPAの合格率
USCPAの難易度を知る上で、米国での合格率と、日本での合格率を調べていきます。
USCPAの米国での合格率
USCPAの合格率は4科目合計の全米平均で45%以上となっています。科目によっては50%を超える科目も存在します。
すごく合格率の高い試験ということがわかります。しかしながら、米国の試験者の大半は大学や大学院で会計学を学んでいた人が中心です。
米国の場合、USCPA取得後に監査法人に就職といったながれでは無く、大学・大学院(会計専攻)を卒業後に監査法人に就職し就職後に働きながらUSCPAを取得するのが一般的です。
そんな人達が受験するため、合格率も高くなっています。
USCPAの日本での合格率
日本の場合、大学や大学院で会計を専攻していない人たちが受験者の中心です。そのため、上で述べた米国の合格率よりも低くなっているようです。4科目合計の合格率は、大体30~35%と言われています。
日本の会計士の合格率は10%程度なので、日本の会計士試験にくらべれば、は遥かに合格しやすい試験といえます。
こういった点からもUSCPAの難易度は比較的簡単といわれています。
USCPA合格に必要な学習時間
USCPAの難易度を知る上で、USCPA合格までに必要な学習時間を調べていきます。
USCPA合格に必要な学習時間は概ね1000時間といわれています。実際にはこれよりも少なく合格できる人もいれば、これ以上かかる人もいると思います。
ちなみに、僕は独学で学習した2科目は1科目あたり600時間費やしてしましました。スクールの教材を利用した残りの2科目は1科目あたり300時間程度でした。
スクールを利用して、2000時間以上学習したという人は僕の周りにはいないので、多くかかったとしても、1000時間~1500時間がUSCPA合格に必要な時間だと思います。
まとめ
USCPAの難易度を考えた場合、科目ごとに合格できる、合格率が30%以上、1000時間~1500時間の学習時間で合格できる事を踏まえると、諦めなければ合格できる試験だといえるかと思います。
また合格後には監査法人への就職・転職も可能なため費用対効果も高い資格だと思います。