転職をするときに行うことは何でしょうか?
「自分の市場価値を高める」っていうのも大事ですが、まずは「自分の市場価値を知る」事が重要だと考えます。
自分の市場価値を知る方法
市場価値を知る方法は簡単です。転職活動をしましょう。実際に転職するわけではないですが、転職エージェントに登録して様々な求人オファーをもらいましょう。
その際に、1社の転職エージェントでは無く、複数社登録します。大きいエージェントはもちろん、小さいところも登録しておきましょう。
何社も登録する理由は、転職エージェントとによって、紹介してくれる求人が違うからです。医者で言うところのセカンドオピニオン的な感覚で、沢山の人に評価してもらいましょう、てことです。
自分の予想よりも高いのか、低いのか。高かった場合は、もっと自信を持ちましょう。逆に低かった場合は、なぜ低かったのか考えましょう。
そして、自分の希望する市場価値になるには、どのスキルが足りないのか考えて足りないスキルを足していけばOKだと思います。
2016年は好景気で、質の悪い転職コンサルタントも増えてきています
2016年の転職業界はコンサルタント不足です。そのため質の悪い転職コンサルタントも沢山います。
転職コンサルタント1年目の業界知識も無いような、新人がやっているエージェントも多いです。その場合、テンプレートに当てはめた回答や求人情報しかくれません。
新人でも親身になって様々な提案してくれることもありますし、無駄に年を食ってテンプレート提案のコンサルタントもいます。
実際私はキャリアエージェントのいうことを聞かずに、就職をしないでUSCPAを学習し合格後に監査法人へ入所しました。
おそらく、キャリアエージェントの言うことを、そのまま聞いて就職していたら、今の給与や今のスキルは身についていなかったと思います。
USCPA合格でも就職できない!?
しかも合格後に大手の転職エージェントに行ったら、27歳でフリーターしか経験のない人は監査法人への応募は難しいと言われました。
勤め先の飲食店(アルバイトとして勤務)にくる監査法人のオッサンに相談したら、「そんなことはないよ。このエージェントに問合せてみて」といわれました。
紹介してもらった、エージェントのコンサルタントに会ったら「英語が少し弱いけど、若いから問題ないよ。応募しましょう。」といってもらえ、そこから3週間程度で監査法人へ入所が決まりました。
市場価値の注意点
市場価値が高かった場合でも注意が必要です。市場価値は景気と同じで上ったり下がったりします。IFRS対応が騒がれている時はIFRSの知識保有者が優遇されるでしょう。IFRS対応が下火になれば、知識保有者の価値は下がります。
しかも、年齢を経るにつれ市場価値は減っていきます(スキルがそのままの場合)。もちろんスキルがそのままというのは、仕事をしていく上で考えづらいですが、成長が鈍化する事は大いに考えられます。
市場価値を高い状態で保つためには、スキルの成長を止めない。成長が止まりそうな環境であれば、成長できる場所へ転職するか、資格等を取得して客観的な評価を得ておくことが必要です。